こんにちは。
個別教育リバースです。
英語を長年教えて来た講師の立場から言えることがあります。英語という科目は、「教える側も教わる側もわからなければ誤魔化せる」ということです。言い換えれば、英語の内容を分かっていない教師はその内容を生徒に暗記させてわかったつもりにさせるということです。
講師応募者で、英語が得意と自らおっしゃる方で英語のできる大学生に出会ったことがありません。英文の構造や文法が分かっていない方が大半でした。
それに対して数学は、問題が解けなければ分かっていないことが明白な科目です。そのため、学校や塾の算数・数学の先生は数学が出来る人がなるものと我々は思っています。
しかし、『分数ができない大学生』の執筆者の1人である芳沢光雄氏は、一部都道府県における教員採用数の激増について「ゆとり世代」の新卒者が大半を占めているとして以下のように述べています。
「もちろん、実質競争率が低く、試験問題は主にマークシート式である。つまり、算数があまり分かっていない者でも続々と小学校の教壇に立って教えているということである。速さや濃度の応用問題が解けないのは言うに及ばず、中には『3つの角度が全部異なる二等辺三角形がある』と生徒の前で平然と言ってのける教員までもいる。某都道府県の複数の採用担当者から直々に聞いたことであるが、『実質競争率が1倍ちょっとの現状では、算数ができない中でほんの少しできると思われるものをギリギリの採用基準としている』という現実がまかり通っているのだ。」(芳沢光雄『論理的に考え、書く力』光文社新書、2013年、P144)
このような人たちには、「中学校と高校では全く数学を学ばないで私立大学に入学」(同上P144)し、教員免許を取得し、「採用試験を堂々と受けに行く者が多くいる」(同上P144)そうです。
衝撃的な内容です。まさか算数の出来ない教師が小学生に算数を教えているとは、、、、、、
さらに芳沢氏は、「小学校教員に関しては赤信号、中学・高校の数学教員に関しては黄信号が点滅している状態であると断言できる」(同上P143)と述べています。
リバースの講師採用率は、15%以下です。学力と人間性の2つを兼ね備えた人ばかりです。安心して受講していただけたらと思います。
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