成績向上の最大のカギ②(学習の定着)

こんにちは。
個別教育リバースです。

以前、成績向上の最大のカギとして「観察力=気づく力」について書きました。
1つ大事なことを書き忘れていました。それは、「学習の定着」についてです。

「観察力=気づく力」以前に、学校や塾で習ったことを自分の知識・学力とするためには「学習の定着」が欠かせません。どんなにいい授業をして、生徒さんに満足してもらっても習ったことが「定着」しないと意味がないのです。
授業中の理解度は高いのに次の週に同じ問題をやっても出来ない生徒さんがいます。前に習ったことをすっかり忘れているのです。では、どうすればいいのか?

答えは簡単です。「忘れる前に覚える」しかありません。
有名なエビングハウスの忘却曲線によると、

人が何かを学んだ時、

  • 20分後には42%忘れる
  • 1時間後には56%忘れる
  • 9時間後には65%忘れる
  • 1日後には66%忘れる
  • 2日後には73%忘れる
  • 6日後には75%忘れる
  • 1ヶ月後には79%忘れる

 

と言われています。
しかし、授業後1日以内、1週間以内、1ヶ月以内に復習すれば、学んだ内容をほとんど覚えていることができます。上記は、理想的な復習のタイミングなのです。

他の効果的な方法は、「1時間後には56%忘れる」 特性を活かして、「帰宅後すぐに勉強内容の見直し」を行うことです。音読、黙読、どのような方法でも構いません。これだけで驚くほど学習内容が定着するようになります。
リバースでは生徒さんの「学習の定着」を計るために、継続的に見直しを行うことを指導しています。もちろん「学習の定着」の確認のためにチェックテストを実施しています。

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この記事を書いた人

大嶋 了輔のアバター 大嶋 了輔 個別教育リバース 教室長

神戸大学大学院修了。大手予備校職員、予備校講師、大手個別指導塾にて教室長を務めたのち退職。2013年から大手個別指導塾FCオーナーを経験後、2019年に伊丹市野間にて「個別教育リバース」を立ち上げ。2024年に「リバース予備校」を開校して現在に至る。