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小学校英語教育は有効か?

2019年07月25日

こんにちは。
個別教育リバースです。

今回から今話題になっている教育トピックを取り上げていきます。
1回目は、小学校英語(早期英語教育)について。
読者の中で、お子さんの英会話等に多額の授業料を払っている方は読まないでください。
ショックが大きい内容です。

学習指導要領の改訂により、小学5年生6年生の英語が「外国語活動」から「教科」に格上げされます。すなわち、小学校から英語の成績がつくようになるということです。中学受験にも英語を課す中学校が現れ始めています。早く英語・英会話を始めないと大変なことになると不安を煽る英会話学校、学習塾などが散見されます。

長年英語を教えてきた講師の立場から断言できることがあります。それは、早く英会話を始めても継続しなければ絶対にしゃべれるようにはなりません。また、早く英語の学習を始めたからといって中学・高校の定期テストや入試で高得点を取れる保証はないのです。
なぜでしょうか。国語(日本語)の文法が分かっていないのに英語の文法の概念が理解できるはずがないからです。文法を理解しない英語学習は、単に英語に触れているだけなのです。もちろんそれでも構わないという方もおられるでしょう。しかし、和歌山大学教授で英語教育の第一人者江利川春雄氏の以下の発言をよく読んでください。

「つまり、小学生の外国語習得は中学・高校生に比べ非効率で、早く開始しても意味がないのである。[中略] 日本語と英語では音声、文字、文法が著しく異なる上に、日本では日常生活で英語を使う機会がない。そのため、日本語力を基礎に文字によって読み書きの練習を重ね、文法によって文の仕組みを理解しないと定着が難しい。[中略] 文法の理解に必要な抽象的思考力は中学生のころから発達する。そのため、小学校で英語を学んだ子と学ばなかった子との差は、中学校の途中からなくなってしまう。京都の私立D中学校の元英語教員に尋ねたところ、『系列の小学校で一年生から週3コマ英語を習ってきた子と、中学で初めて英語を習う子との差は、約半年で消える』(二〇一八年一月七日談話)とのことだった。」(『現代思想05教育は変わるのか』所収P127~P128)

リバースでは、英文法の徹底習得を基本に4技能に対応した英語学習を行っています。具体的には、【発音】⇒【シャドーイング】⇒【ディクテーション】を元大学の英語講師が指導します。リバースでホンモノの英語力を身に付けてみませんか。

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