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誤解している教育用語・教育情報

2019年09月24日

こんにちは。
個別教育リバースです。

今日は、みなさんが誤解して使っている教育用語・教育情報について取り上げます。
どれくらい正しく理解しているかご確認ください。

「お受験」 ⇒ たまに「中学受験」のことを「お受験」という方がいらっしゃいます。
「中学受験」は「中入試」または「中受」と略されることが多いです。「お受験」とは、「小学校入試」のことを指します。

「最高学府」 ⇒ メディア等でも「東京大学」のことと誤って使われることの多い用語です。「最高学府」とは、「学問を学ぶ最高の機関としての大学。(特に、大学の数が少なかった旧制度下における旧帝大や一部の私立大学の異称)」(新明解国語辞典)のことです。もちろん「旧帝大や」とありますので「東京大学」もこの中に含まれています。

「東大を首席で卒業」 ⇒ 私も最近まで「首席は成績上位5人くらいまでと誤解」していました。自らも東大首席卒の元財務官僚・国際弁護士の山口真由氏は以下のように述べています。
 「東大では、『優』は成績上位3分の1に与えられます。ということは、定期試験の点数でトップを狙わずとも、すべての科目で上位3分の1に入ることを目指せばよいのです。」(山口真由『東大首席が教える超速「7回読み」勉強法』PHP文庫、2017年、P118)
 つまり、山口氏はすべての科目で成績上位33%以内に入ったので「優」が取れ、首席になれたのです。東大首席を売りにする人が多い理由がわかります。

「留学はすごい」の誤解 ⇒ まず、留学には「語学留学」と「正規留学」があります。
「語学留学」は英語力がなくてもお金さえあれば誰でもできます。次に「正規留学」です。例えば、アメリカの大学数は4,000校以上あり(日本は780校以上)、ピンからキリまで様々な大学が存在します。特に注意が必要なのは「州立大学」です。日本の国公立大学と同じではありません。本当にレベルの高い州立大学もあれば、移民に読み書きを教える日本の夜間工業高校のような誰でも入れる大学もあります。後者に入学した場合、当然就職には不利になります。(詳しくは、栄陽子『留学で人生を棒に振る日本人』扶桑社新書、2007年を参照してください。)
また、卒業できなければ全く評価されません。日本のように「東大中退」を評価する国はまれです。もしみなさんの周りにやたら留学を自慢する人がいたら、次のことを確認してください。何大学を卒業したのか?学位は何か? 大学名がわかればどんな大学か調べることができ、大学のレベルを確認することもできます。もしこれにきちんと答えず誤魔化す人なら、信用できないと言わざるを得ません。

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