個別教育リバース

   

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「目的」と「手段」の関係

2019年09月27日

こんにちは。
個別教育リバースです。

先日、テレビ東京の「カンブリア宮殿」に東京都千代田区立麹町中学校長の工藤勇一さんが出演されていました。工藤さんと言えば、①宿題の廃止 ②中間・期末テストの廃止 ③クラス担任の廃止 など次々とラディカルな改革を行っていることで有名な公立中学校の校長先生です。しかも、民間出身ではないというのが驚きです。「既存の学校システム」の中からこのような方が登場するというのはまさに革命的です。詳しくは、『学校の「当たり前」をやめた。』時事通信社、2018年 をご一読ください。非常に参考になりますし、目からうろこのことばかりです。
同時に、すべての公立中学校で工藤さんのような改革を行うのはかなり難しいとも思いました。というのは、現在の公立中学校の管理職は「既存の学校システム」の中で出世した
方々です。ですので、工藤さんのやり方をするには徹底した自己否定が必要になってきます。自己否定というのは、人間にとってかなりのストレスになります。

番組の中で印象に残っているエピソードがあります。工藤さんが若い時、ある公立中学校で生徒がオキベン(教科書やノートを学校に置いて帰ること)をしていたそうです。その学校の教師は毎週オキベンしていないか机の中をチェックし、教科書類を回収するのだそうです。後日生徒を注意し、注意された生徒は次からは怒られないようにまたオキベンするとのことでした。何て無駄なことに時間と労力を費やしているんだろう、と工藤さんは呆れたそうです。
私も工藤さんの考えに大賛成です。仮にオキベンする理由が、教科書を持って帰るのが重いからなら家用にもう1冊ずつ教科書を買えばいいだけのことです。家と学校に1冊ずつ教科書があることで学習効率が上がるなら、保護者は喜んでその教科書代を払うと思います。家に教科書を持って帰らせることが「目的」ではなく、どうやって家で勉強させるかが大切なのです

工藤さんは徹底して物事の本質にこだわっています。形だけの慣行やただの「作業」ではなく、生徒たちに本当の「勉強」をさせています。そのことによって学力が身につき、「生きる力」につながっていくのだと思います。「目的」のための「手段」であって、「手段」のための「目的」ではないのです。
私は、人は幸せになるために生きている という信念を持っています。すなわち、幸せが「目的」、その実現のためにすることが「手段」です。
リバースでは成績アップはもちろん、どうやったら生徒さんが幸せに生きていくことができるかを今まで以上に考え、実践していきます。幸せの定義は人それぞれですが、「学ぶ」ことを通して自己実現するための指導を日々行ってまいります。

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