こんにちは。
個別教育リバースです。
先日、英語の授業をしていたら驚くような事実に気付きました。最近の中学生は英和辞典を持っていない子が多いのです。あまりに多いので気になって調べてみました。
中学生用の英和辞典所持の調査結果
①全体の所持率は45%。ただし、お兄さんかお姉さんが使っていた英和辞典をもらったという人がかなり多い。
②学校の先生から英和辞典を買うように言われたかどうか:言われてないが90%。
また、「買ってもいいよ」や「英検を受ける人にはオススメ」と言われた人が10%。
③英和辞典は持っているけれど、ほとんど使っていないという人が100%。
完全に盲点でした。学校からは英和辞典を買うように言われていたけれど、買っていないという人が10%~20%程度と思っていました。リバースでは英語の授業で辞書の引き方を教え、使えるように指導いたします。持っていない方は、実際に本屋さんでお子さんが見て、使いやすいものを選ぶのがオススメです。電子辞書は、高校生になってからで十分です。
英語学習は、語学学習です。古文も同じとお考え下さい。もちろん、ある程度の学力がないと辞書は使いこなせません。しかし、語学学習の最初に辞書について何も言わないというのは絶対に間違っています。辞書なしで英語が出来るようになったという人に出会ったことがありません。ある程度の学力がある人は、みんな中学時代に紙の辞書を買って使っています。
英和辞典を使うメリットは、
①教科書・問題集に出てきた単語を辞書で確認することで、英単語の記憶がスムーズにできるようになる。自分で苦労して引いた単語は覚えやすい。
②辞書を引くことで勉強に対する忍耐力がつく。「思考力」「判断力」「表現力」を養成するには最適。逆に言えば、これらの力は辞書が引けない子どもには絶対に身に付けることはできない。
③学校で英和辞書について何も言わないということは、裏を返せばこの重要性に早く気付いた人が他の人よりも優位に英語学習を進めることができる。これはのちのち大きな差となってくる。
現在の中2生が高3受験生になる時に新しい学習指導要領での大学入試となります。英語4技能などいろいろ言われていますが、まずは英語学習での当たり前を地道に行ってみませんか。②の忍耐力が付けば他の教科にもいい影響が出ます。
よろしくお願いいたします。