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文系と理系の融合

2019年10月08日

こんにちは。
個別教育リバースです。

今日は、今何かと話題になることの多い「文理融合」について取り上げます。
一般的に高校1年か2年次に文理選択を迫られ、文系を選んだ生徒は数学や理科を勉強しなくなり、理系を選んだ生徒は国語や社会を勉強しなくなる傾向にあります。ただし、国公立大学志望者は、すべての科目をある程度勉強しないといけません。
特に、数学と国語(現代文)はすべての受験生にとって必要不可欠な科目です。
例えば、国語(現代文)をきちんと学んでいないと大学のテキストの内容が理解できないなどの弊害が発生します。また将来、就職活動や就職した後にも文章を読んだり書いたりする能力は仕事で必須となります。
さらに、今あらゆる学問で数学との接合や応用が盛んになっています。かつては、文系の中で唯一数学に関係すると言われていたのが「経済学部」でした。マクロ経済学で微分積分の知識が必要になるからです。しかし最近では、社会学部の社会学や法学部の政治学の授業で統計学の知識が必要になります。また、文学部の心理学科では実験を行いますのでこちらでも統計学の知識が必要になります。それだけならまだしも、最近では文学部の文学科でも数学の知識が必要だそうです。それは計量文献学と呼ばれる学問分野で、文学作品の言い回しなどの分析に使われています。
計量文献学とは、文献本文の癖や特徴を数値化し、文献が書かれた時代や書き手の推定などを行うこと。また、それに関する学問分野。(デジタル大辞泉)
まさか、数学ともっとも遠いところにあると思っていた文学でも数学的なアプローチが広がっているとは驚きです。これ以外にも文理融合の学問として、経済物理学という学問分野があります。経済物理学とは、経済現象を物理学的な観点から研究する学問分野。株式や為替、大量の市場データを対象として、主に統計力学的手法を用い、それらの挙動を分析する。(デジタル大辞泉)

文系と理系の分け方、歴史などさらに詳しいことを知りたい方は、隠岐さや香『文系と理系はなぜ分かれたのか』星海社新書、2018年 をご覧ください。
数学が苦手な生徒さんは、絶対に数学を捨てないでください。文系学部の大学生であっても、就職活動時にSPIという適性検査を受けないといけません。その非言語分野(数学分野)は、小中の算数・数学と高校数学ⅠAの一部範囲から出題されます。リバースでは大学3回生になって慌てることのないように、中学生からしっかりと数学の学習に取り組むように指導しています。

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