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国語について(評論編)

2019年08月27日

こんにちは。
個別教育リバースです。

国語はよく「すべての教科の土台」と言われます。国語力(日本語力)がないと、他の教科の成績も伸びにくい傾向にあります。なぜなのでしょうか。それは我々の母語が日本語であり、日本語で思考しているからです。国語の中で直接に思考力と関わるのが「評論文」です。「論理」を文字・数字で表したものが「数学」、言葉で表したものが「評論文」となります。

本日は、国語の中でもっとも大切な「評論文」について考えてみたいと思います。
(*説明的文章を中学高校受験では「論説文」、大学受験では「評論文」と呼ぶ傾向があります。)

国語の入試評論文では、他の教科ではほとんど起こりえない現象が起こります。何かお分かりでしょうか。それは、中学受験でも高校受験でも大学受験でも同じ文章が出題される可能性が高いということです。兵庫県公立高校入試の国語の論説文(2013年と2015年)と同じ文章の箇所が早稲田と関西学院に出題されました。設問は違います。

(*早稲田と関西学院の出題年度は忘れましたが、私が過去に高3生に指導しました。上記にほとんど起こりえないと書いたのには理由があります。たとえば、2003年の東京大学の入試問題では、「円周率は3.05より大きいことを証明せよ。」が出題されました。また、2016年の兵庫県公立高校入試の社会の大問3の(4)ではセンター試験の現社に出る問題、「比例代表制のドント式」について出題されているからです。)

なぜこのようなことが起こるかというと、入試評論文の問題文は評論が書かれた本の結論部分から切り取られているからです。
もちろん高校入試と大学入試の古文・漢文でも同様のことがあります。しかし、中学では古典文法をまだきちんと教えていないので、高校入試では易しい文章からしか出題されません。
難関中学入試の国語の問題が、国公立2次の問題より難しい場合があるとは認識していました。しかし、公立高校入試の国語の問題も難化しており、大学受験レベルに近づいています。兵庫県に限って言えば、2015年度の学区再編により明らかに国語が難しくなりました。2020年以降の大学入試改革を見据えた対応だと考えられます。

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